長期優良住宅とは?メリットや申請方法などを解説!宇治市のエリア情報も | 京都・宇治市・城陽市・京田辺市のおしゃれで高性能な注文住宅ならグランライフ

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2024.09.22

長期優良住宅とは?メリットや申請方法などを解説!宇治市のエリア情報も

白い外壁に映える植栽

マイホームを建てるにあたり、長期優良住宅を検討している方も多いでしょう。そこで今回は、ZEHやHEAT20など、マイホームに関係するさまざまな基準がある中で、長期優良住宅とはどのような住まいのことを言うのか、概要を解説します。また、メリットやデメリット、申請方法などもまとめました。京都府の宇治市・城陽市・京田辺市エリアで長期優良住宅の建設を検討している方に向けて、エリア情報もご紹介します。

▼ 目次

 

長期優良住宅とは?概要をわかりやすく解説

積み木の家と長期優良住宅のパンフレット

長期優良住宅とは、長い期間、安心して快適に暮らせる家のことを言います。新築住宅はもちろん、長く快適に暮らせる処置を施した増築・改築などをした住まいも対象です。一定の条件をクリアすることで認定を受けることが可能。2009年からスタートした制度で、一般社団法人「住宅性能評価・表示協会」のデータによると、毎月1万戸前後が長期優良住宅に認定されています。
長期優良住宅の注文住宅を検討している際には、実績が多数ある工務店やハウスメーカーを選ぶのがおすすめです。また、グランライフのように優れた性能の住宅を数多く手がけているかどうかもチェックして、業者を選びましょう。

参考元:一般社団法人住宅性能評価・表示協会|長期優良住宅:長期優良住宅制度に係る審査実績戸数

 

長期優良住宅に必要な9つの条件

戸建て住宅の模型を持って人差し指を立てるスーツ姿のミドル女性

長期優良住宅の認定を受けるには、いくつか条件をクリアしなければなりません。各条件の詳しい内容をチェックしていきましょう。

①省エネルギー性

断熱性能を高める材料の採用や設計を行い、冷暖房の使用負荷をできるだけ軽減する省エネルギー性能の基準をクリアする必要があります。一次エネルギー消費量等級は「等級6」、断熱等性能等級は「等級5」が具体的な基準です。

>>参考コラム:注文住宅に必要な断熱性能は?UA値や断熱等級と宇治市の基準値について解説

②耐震性

地震の発生に備え、できるだけ住まいの損傷を低減する目的で、耐震性に優れた住宅である必要があります。そのため、長期優良住宅の認定を受けるには、耐震等級2~3、または住宅品質確保促進法(品確法)に定められた免震建築物に該当する建物でなければいけません。

>>参考コラム:宇治市で注文住宅を建てるときに必要な耐震性能とは?免震・制震との違いや耐震等級を解説

③住戸面積

住みよい環境を確保するため、戸建て住宅の場合は75㎡の床面積を有している必要があります。また、階段部分を除いて、1つの階の床面積が最低でも40㎡以上必要です。

④維持管理・更新の容易性

構造躯体などに比べて耐用年数が短いとされる配管整備などでは、定期的に点検やメンテナンスができる処置が施されていなければなりません。新築戸建て住宅の場合には、維持管理対策等級(専用配管)「等級3」に該当する必要があります。

⑤劣化対策

数世代にわたって住み続けられる性能を兼ね備えた住宅であることも、長期優良住宅の認定を受けるために必要な条件です。劣化対策等級(構造躯体等)の「等級3」に該当し、床下空間330mm以上を確保する必要があります。

⑥居住環境

住宅の良好な景観や、周辺地域の環境維持・向上に配慮されているかどうかも長期優良住宅に求められる条件のひとつです。住まいが建っている区域が、景観計画・建築協定・地区計画・景観協定・条例によるまちなみ等の計画に該当する場合は、各計画の内容との調和を図る必要があります。

⑦維持保全計画

構造耐力上において主要な部分と給水・排水のための設備、雨水の侵入を防ぐ部分の、3点について定期的な点検・補修などに関する計画を立てなければなりません。10年ごとに定期点検に加え、台風や地震が発生した際には臨時点検の実施が必要です。

⑧バリアフリー性

年齢を重ねても快適に生活できるよう、バリアフリー性を兼ね備えた建物でなければなりません。廊下や階段にバリアフリー化に適した広さがあるか、将来的にバリアフリーにできるよう、必要なスペースの確保があるかなどがチェックポイントです。ただし、バリアフリー性は、注文住宅を含む戸建て住宅には適用されず、共同住宅のみに適用されます。

⑨可変性

長年暮らしていくうちに、家族の人数が増減することがあります。こういった場合でも快適な暮らしが維持できるよう、ちょっとしたリフォームで間取りの変更が可能である、可変性を持ち合わせているかどうかも長期優良住宅に認定する際の条件です。ただし、可変性は戸建て住宅には適用されません。

 

長期優良住宅のメリット・デメリットをチェック

メリットデメリットの文字とハンドサイン

ここからは、長期優良住宅のメリット・デメリットをまとめました。良い部分・悪い部分をしっかり把握しておきましょう。

長期優良住宅のメリット

耐震性や維持保全計画など、長期優良住宅に認定されるための必要な条件をクリアすることで、長い期間快適な暮らしが維持できることがメリットです。地震や台風といった、自然災害に対する備えも施されているため、住まいが受けるダメージを軽減できます。
また、不動産取得税や登録免許税、固定資産税といった、税の負担が軽減されるのもメリットのひとつ。さらに、長期優良住宅の認定に必要な耐震性を強化することで、地震保険の割引が適用されることもあります。そのほか、地域型住宅グリーン化事業の認定を受けたグループに属している、地域にある中小工務店などが整備した木造の長期優良住宅を建てる際には、補助金を受けとることが可能です。

長期優良住宅のデメリット

長期優良住宅の申請手続きは、各所に足を運ばなければならないため、ある程度時間や手間がかかる点がデメリットです。また、各種申請手続きにおいて、手数料が発生します。着工前に申請を済ます必要があることも覚えておいてください。

長期優良住宅の認定を受けるには、耐震性や機能性など、優れた性能を取り入れなければなりません。優れた性能の住宅を建てるには、良質な材料や条件にマッチする設計をする必要があります。そのため、一般的な住宅に比べて費用が高くなる可能性も考えられるのです。

加えて、住宅の完成後も、定期的なメンテナンスや点検を求められます。こういったメンテナンスや点検といった、住宅の保全・維持を怠る、改善命令に違反するといった行為が認められた場合には、長期優良住宅の認定取り消しの可能性も。また、補助や優遇を受けていた税金を変換するよう命じられる場合があることも頭に入れておきましょう。

 

長期優良住宅の申請方法は?

家を診断する白衣の男性と女性のイラスト

長期優良住宅の申請方法は、一般的に以下の流れで行われます。

1. 登録住宅性能評価機関が行う技術的審査を受ける
2. 登録住宅性能評価機関より確認書などの交付を受ける
3. 所管行政庁による適合審査を受ける
4. 所管行政庁より認定通知書の交付を受ける

手続きをスムーズに進めるために、申請手続きを行う前に事前相談をすることもできます。申請時には、設計内容説明書や図面、計算書などが必要です。申請をする際には、工務店やハウスメーカー、不動産会社などにも協力してもらいましょう。これらの工程を踏んで認定通知書を受け取ったら、着工となります。

 

宇治市・城陽市・京田辺市のエリア情報

マイホームの立地場所

宇治市・城陽市・京田辺市で長期優良住宅に該当する注文住宅を建てようと検討している方に向けて、各エリアの環境をご紹介しましょう。

宇治市

宇治市は、京都府の南部に位置するエリアで、県庁所在地である京都市に隣接している、京都第2の都市とも言われる場所です。世界遺産に指定されている「宇治平等院」をはじめとする、歴史的な建造物と、自然豊かな環境が魅力です。
市によると平均気温は15.2度(1994~2019年の平均値)、年間降水量は1,365.5mm(2016~2020年の平均値)。1年を通じて湿気が多いため、通気性に優れた性能を取り入れると良いでしょう。

参考元:宇治市|第1章 宇治市の歴史的風致形成の背景

>>参考コラム:京都府宇治市の土地価格や相場は?実際の売買事例や今後の動向についても紹介

城陽市

城陽市は、京都と奈良のほぼ中間、山城盆地の中央あたりに位置しているエリアです。「青谷梅林」などの美しい自然があるほか、「アル・プラザ 城陽」といったショッピング施設もあり、生活しやすい環境が整っています。
城陽市の年間の平均気温は16度前後で、年間降水量はおよそ1,300mm(過去25年間の平均値)。比較的温暖な地域であることから、農業も盛んです。降水量は、全国平均よりも少なく、住みよい環境といえるでしょう。日照時間は、春~夏にかけて多くなる傾向であるため、断熱性に優れた住まいづくりや太陽光発電を取り入れることなどを検討してみてください。

参考元:城陽市|城陽市の環境の現況と課題
参考元:城陽市|第1章 城陽市の概要
参考元:城陽市|城陽市地球温暖化対策実行計画

>>参考コラム:城陽市の土地価格相場は?今後の推移や家づくりにおすすめのエリアも紹介

京田辺市

京都府南部に位置する京田辺市は、奈良県との県境付近に位置しています。玉露の産地として有名で、茶畑が広がるエリアも。アニメの舞台にもなった「酬恩庵」など、歴史的な建造物も点在しています。また「フォレストモール京田辺」などのショッピングスポットもあり、生活に必要な物を手に入れやすい環境です。2018年の年間平均気温は15.9度、年間降水量は1,598mm。温暖で比較的すごしやすい環境ですが、京田辺市の気候は上昇傾向です。そのため、長期優良住宅の条件でもある断熱性を高めた住宅を設計することで、より快適に暮らせるでしょう。

参考元:京田辺市|第2章 環境の現況と課題

>>参考コラム:京田辺市の土地価格・相場は?売買事例や注文住宅を建てるためのポイントも紹介

 

宇治市周辺エリアで長期優良住宅の住まいを建てよう!ご相談はグランライフへ

グレーで統一されたスタイリッシュなキッチン

長期優良住宅は、手続きの手間や時間、コストなどが発生しますが、そのぶん長く快適な生活が送れるメリットがあります。余裕をもったスケジューリングを心がけて、長期優良住宅の認定を受けた注文住宅を作ってみてください。宇治市・城陽市・京田辺市エリアで、長期優良住宅の認定を受けた注文住宅を建てたい方は、グランライフにお任せください。建築家がデザイン性と機能性に優れた住まいをサポートします。各エリアの環境にマッチした理想的な注文住宅を手に入れましょう。

>>宇治市周辺エリアで長く快適に暮らせる、グランライフの高性能な家づくりについてはこちら

 

記事監修者:一級建築士 高地 可奈子

工学部建築学科卒業・大学院修了後、建築設計事務所勤務。建築設計事務所では、建築意匠設計、木造構造設計に携わる。その後大手経営コンサルティング会社を経て、現在は設計経験を活かしつつ、商品磨き、新メニューやツールの開発、研修などを通して工務店支援を行っています。


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