城陽市で水害・地震のリスクが高いエリアは?注文住宅の耐震についても解説 | 京都・宇治市・城陽市・京田辺市のおしゃれで高性能な注文住宅ならグランライフ

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2024.04.29

城陽市で水害・地震のリスクが高いエリアは?注文住宅の耐震についても解説

注文住宅の土地選びで忘れずに確認したいのが、洪水や土砂崩れなどの災害リスクです。もしも、災害リスクが高い土地に家を建てた場合、大雨や地震などによって家が大きなダメージを受けるかもしれません。そのため、家を建てる前に災害リスクについて確認し、しっかりと対策を取りましょう。
今回は、京都府城陽市のハザードマップから、水害や地震のリスクについてお伝えしていきます。また、城陽市の注文住宅に必要な耐震性能も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

▼ 目次

 

城陽市はどんな地域?

美しい街並みと楽しい暮らし

城陽市は、山城盆地の中心部に位置しています。京都市・奈良県・大阪府といった近隣都市へのアクセスが良好なことから、ベッドタウンとして人気です。2025年には「プレミアム・アウトレット」の開業や「新名神高速道路」の全線開通が予定され、今後の発展が期待されています。

また、城陽市の半分以上が森林・農地で形成されており、自然が豊かなのも特徴。市の東側には丘陵地が広がり、西には一級河川の木津川が流れています。木津川は、美化清掃活動の取り組みにより水質が改善され、木津川沿いでは「てん茶」や「寺田イモ」などの栽培が盛んです。

参考元:城陽市|城陽市の概要

 

城陽市のハザードマップを見てみよう

ハザードマップで避難経路を確認する家族のイラスト

城陽市では、洪水・土砂災害ハザードマップと、地震ハザードマップを公開しています。注文住宅を建てる際は、それぞれのハザードマップをチェックし、災害リスクが高いエリアについて確認しておきましょう。

洪水・土砂災害ハザードマップ

城陽市の洪水・土砂災害ハザードマップによると、木津川周辺からJR奈良線付近までの古川地区・寺田西市区・寺田南地区・今池地区・富野地区・青谷地区は、大雨などをきっかけに洪水が起こりやすい地域とされています。
特に、木津川に近いエリアや、木津川に流れ込む長谷川周辺のエリアは「家屋倒壊等氾濫想定区域(氾濫流)」です。堤防の決壊や洪水・河川氾濫により木造家屋が倒壊する危険性が高いため、土地選びの際は避けた方がよいでしょう。

また、丘陵地が広がる城陽市の東側では、所々に土砂災害の危険性が高いエリアがあります。土砂災害は、大雨や地震がきっかけで山や崖が崩れたり、川に溜まった土や石が流れたりする現象です。主に「土石流」「崖崩れ」「地すべり」などがあります。
城陽市では、青谷川沿いの一部地域などに土石流の警戒区域・特別警戒区域があるので、土地選びの際は注意が必要です。

参考元:城陽市|ハザードマップ 洪水・土砂災害(浸水深)

地震ハザードマップ

城陽市は、「生駒断層帯」を震源とする地震が起きると、最も被害を受けやすいとされています。城陽市の地震ハザードマップによると、地震によって大きな揺れとなりやすいのは市の西側エリアです。特に、新名神高速道路城陽JCT付近や今池地区の周辺は揺れやすいエリアになっています。

また、地震の際は液状化にも注意が必要です。液状化とは、地盤が液体のようになる現象をいいます。通常、地盤は砂の粒子が結びつき、その間を地下水が満たして支え合っていますが、地震の揺れが加わると砂粒と地下水のバランスが崩れ、地盤が液体状になってしまうのです。
城陽市では、西側エリアが液状化の危険度が高くなっています。地盤の液状化によって建物が傾いたり沈下したりする可能性があるため、家を建てる場合は、液状化リスクの高い場所を避けましょう。

なお、日本海に面している京都府では地震の際に津波への注意も必要ですが、城陽市は内陸の地域なので津波被害のリスクは低いといえます。

参考元:城陽市|ハザードマップ 地震による被害想定(生駒断層帯)
参考元:京都府|日本海における最大クラスの地震・津波による被害想定(平成29年公表)

>>隣の宇治市のハザードマップ情報や災害リスクは?詳しくはこちら

 

城陽市で自然災害が起きたことはある?

城陽市では、2012年8月に寺田地区で豪雨災害を経験しています。当時の降水量は332mで、死者2名、3,485戸の家屋が浸水などの被害を受けました。ほかにも、道路の冠水や土砂の流出、道路陥没など、さまざまな被害が確認されています。

また、2018年6月には、大阪府北部を震源とする地震が発生。城陽市は震度5弱の揺れがあり、転倒や物の落下による怪我などの人的被害がありました。家屋の被害は223棟確認されています。
水害や地震はいつ起こるかわからないため、注文住宅を建てる場合はできる限りの対策を行いましょう。

参考元:京都府|災害年表

 

城陽市の災害時の補償制度

災害発生後の証明書発行

城陽市がある京都府では「地域再建被災者住宅支援事業」を実施しており、自然災害で住宅が被災した場合に補助金が受け取れます。被害区分は、全壊、大規模半壊、半壊、一部破損・床上浸水で、被災した住宅の再建経費と、家具・家電購入費など住宅再建関連経費が対象です。例えば、住宅が自然災害によって床上浸水した場合、上限額50万円で補助金が交付されます。

参考元:京都府|地域再建被災者住宅支援事業の概要

 

城陽市で注文住宅を建てるならどこが安全?

城陽市のハザードマップによると、丘陵地が広がる東側エリアの方が水害リスクや液状化リスクは低くなっています。東側エリアのなかで、久世地区は子育て世帯に人気です。地域の交流拠点として親しまれている「東部コミュニティセンター」や、子どもがのびのびと遊べる「芝ヶ原古墳公園」などがあります。
丘陵地は安定した古い地層で形成されているため、家を建てる土地として安心でしょう。ただし、切土と盛土が混在している造成地では建物が傾く危険があるため、安全性を高めるための対策が必要です。

 

城陽市の注文住宅でできる災害対策とは?

深い軒のある五角形のユニークな白い家

交通アクセスがよく、自然も豊かで暮らしやすい城陽市ですが、過去に水害や地震の被害も確認されています。ここで、注文住宅を建てる際にできる災害対策について確認しておきましょう。

水害対策

水害対策としては、水が到達しにくい高台に家を建てる方法のほか、次のような対策もあります。

●盛土をして敷地を高くする
●基礎を高くする
●防水性の高い外壁材を採用する

どの方法も、家に水が浸入するのを防げるので浸水対策になります。ただし、盛土をするためには自治体への許可が必要であったり、高さ制限や斜線制限があったりするため、注意が必要です。また、防水性の高い外壁材を採用する場合は、メンテナンスのことも念頭に置き、コスト面で無理のないようにしっかりと確認しましょう。

地震対策

地震に強い家にするためには、主に以下の方法があります。

●地盤改良をする
●耐震構造や免震構造にする

家を建てる前に、地盤調査をして土地の強度を調べますが、そのうえで地盤の強化が必要な場合は地盤改良を行います。地盤改良の工法は主に、2mほど土を掘ったところにセメント固化材を混ぜて地盤を強化する「表層改良工法」、地面にコンクリートの柱を注入する「柱状改良工法」、鋼管を注入する「鋼管抗工法」の3つです。

また、家の構造自体を地震に強いものにするためには、耐震構造や免震構造にする方法があります。「耐震構造」は、柱・梁・壁など建物自体を頑丈にして、揺れに耐える構造にすることです。「免震構造」は、基礎と建物の間に免震装置を入れ、建物に揺れが直接伝わらないようにする構造を指します。
コスト面では免震構造よりも耐震構造の方が安く導入でき、多くの一戸建てでは耐震構造が採用されているのが特徴です。

グランライフでは、耐震性に優れた家づくりを実施していますので、ぜひお気軽にご相談ください。

>>注文住宅を建てるときに必要な耐震性能とは?詳しくはこちら

 

京都府城陽市の注文住宅はグランライフにお任せください

グレーと木目がシックなダイニングキッチン

山城盆地の中央部に位置する城陽市では、西側に木津川が流れ、東側には丘陵地が広がっているのが特徴です。水害や液状化のリスクを考えると、市の東側エリアの方が災害リスクは低いといえます。ただし、東側エリアでも場所によっては土砂災害の危険性が高いところもあるので、事前にハザードマップを確認し、災害対策について検討してみましょう。

グランライフでは、土地探しの段階から家づくりをしっかりとサポート。地域の注文住宅に携わってきたプロが、よい土地を見つけられるようアドバイスします。土地の特徴を生かしたプランニングを得意としているので、ぜひ注文住宅のご希望をお伝えください。
また、グランライフがつくる家は耐震性に優れています。オリジナルの「R+houseパネル」を使用し、面全体で家を支えるパネル工法を採用。さらに、構造専門の建築士が建物への荷重や風圧力など耐震性を厳密にチェックすることで、建築基準法の1.5倍の強さとなる耐震等級3の取得が可能です。
京都府城陽市で注文住宅を検討している方は、耐震性に優れたグランライフの家をご検討ください!

>>城陽市で安心安全に暮らせる、グランライフの高性能住宅についてはこちら

 

記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行   (一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師)

住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。


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