注文住宅を検討する際に平屋を考える方も多いのではないでしょうか。実は近年、平屋が注目を集め、昔ながらの日本家屋のイメージを覆すおしゃれな平屋も多く建築されています。そこで今回は、平屋に向いている方の特徴やおしゃれなデザインの平屋を建てるためのポイントを紹介します。また、京都府宇治市、城陽市、京田辺市周辺で平屋を建てる際におすすめのエリアも解説するので、最後までチェックしてみてください。

平屋とは？

注文住宅における平屋とは、古くから日本家屋の建築に多く用いられてきた建築様式で、1階建ての建物のことを指します。2階に繋がる階段がなく、すべての部屋および設備がワンフロアに収まっているのが特徴です。バリアフリーに配慮された家づくりがしやすく、高齢者や小さい子どもがいる家庭をはじめとし、幅広い世代から注目を集めています。

平屋はどんな方に向いている？

近年人気を集めている平屋。テレビやSNSなどでおしゃれな事例を見かけることも多いでしょう。しかし、「人気だから」という理由のみで平屋を建てるのは危険かもしれません。
平屋には、広い土地が必要、間取りを工夫する必要があるなどのデメリットも。世帯人数や家を建てる場所などによって向いている家庭、向いていない家庭に分かれるでしょう。では、どのような方が平屋に向いているのでしょうか？

・バリアフリーに配慮した注文住宅を建てたい
・郊外でゆったりと生活したい
・メンテナンスコストを抑えたい

注文住宅を建てる際に、これらのポイントを重視する方には平屋がおすすめです。それぞれ詳しく解説していきます。

バリアフリーに配慮した注文住宅を建てたい

平屋は、階段の上り下りが必要ないため、高齢の両親と同居しようと二世帯住宅を検討している方や、小さなお子様がいる家庭にぴったりの家です。将来を見据えてバリアフリーの注文住宅を建てたいと考えている方も多いでしょう。また、平屋は2階部分の重みがないため、構造的に安定しやすいという特徴もあります。部屋の間口や廊下や玄関などを広くつくれるため、車いすを利用している方も生活しやすい家づくりができます。

郊外でゆったりと生活したい

平屋はすべての部屋をワンフロアに配置しなければいけないため、2階建て以上の住宅よりも広い土地を必要とします。駅近など人気の土地に平屋を建てると、土地購入費用が膨らみ、建物にかける予算が足りない事態にもなりかねません。駅や市街地から離れた郊外は、土地を安く購入できることもあり、平屋の建築にうってつけ。街の喧騒から離れた閑静な場所で、落ち着いた暮らしを実現できるでしょう。しかし、エリアによっては自家用車が必須になるケースもあるので、注意が必要です。

家づくりにおいて多くの方がつまずくのが土地探し。グランライフは、地域密着型の工務店として、平屋に最適な土地探しをサポートしております。「通勤や通学に便利な土地が良い」「日当たりの良い家にしたい」などのご要望があれば、お気軽にご相談ください。

メンテナンスコストを抑えたい

家は建てて終わりではなく、住み始めてからのコストも重要です。近年多くの家で取り入れられている外壁材であるサイディングは、丈夫で長持ちすると評判ですが、耐用年数は30年程度。張り替えには高所での作業が伴うため、足場を設置しなければなりません。平屋は2階建て以上の住宅に比べて設置する足場を減らせるため、メンテナンスコストの削減が可能です。また、前述のとおり、平屋は構造的に安定しやすいため、長期的な目で見たときに、家に歪みが生じにくいなどのメリットもあります。

＞＞参考コラム：宇治市の一戸建ては維持費がいくらかかる？家づくりのポイントまで徹底解説

宇治市、城陽市、京田辺市周辺で平屋を建てるならここ！おすすめのエリアを紹介

ここからは、宇治市、城陽市、京田辺市周辺で平屋を検討している方に向けて、おすすめのエリアを紹介します。それぞれのエリアの坪単価も解説するので、土地選びでお悩みの方は参考にしてください。

宇治市

京都府の南東に位置し、滋賀県と隣接する宇治市。平等院鳳凰堂や宇治上神社などの歴史的な名所が数多くあることでも有名です。そんな宇治市全域の坪単価平均は、422,613円。京都府に次いで府内で2番目に人口の多いエリアということもあり、変動率も上昇傾向にあります。広い土地が必要な平屋を建てるなら、JR駅前など人気のあるエリアは避けた方が無難でしょう。

宇治市で平屋を建てるなら、比較的市内でも坪単価平均が安い京阪電車宇治駅周辺がおすすめです。宇治駅周辺は、宇治市内の駅周辺では最も坪単価平均が低いエリア。京阪中書島駅で京阪本線に乗り換えることで、京都の中心地に位置する京阪七条駅や、大阪屈指の繁華街である京橋にもアクセスできます。通勤や通学で京都市内へのアクセスを重視する方にもぴったりの環境と言えるでしょう。

＞＞参考コラム：京都府宇治市の土地価格や相場は？実際の売買事例や今後の動向についても紹介

城陽市

2024年における城陽市全域の坪単価平均は310,179円。駅周辺で見ると、最も高いのは寺田駅周辺で412,011円/坪、一方で最も低いのは山城青谷駅周辺で165,840円/坪と、エリアによってかなり坪単価に開きがあります。そんな城陽市で平屋を建てるなら、山城青谷駅がおすすめです。
ただし、土地を選ぶ際には、その土地に建築できる面積である建ぺい率を考慮しなければなりません。例えば、建ぺい率60％の土地に30坪の家を建てるなら、約50坪の土地が必要です。この場合、山城青谷駅周辺なら、約830万円で土地の購入が可能。土地購入費用を1,000万円以内におさめたいと考えている方にはぴったりのエリアです。駅周辺には「スーパー山田屋青谷店」やコンビニなどのお買い物環境や公園もあり、大人も子どもも暮らしやすい街と言えるでしょう。さらに、2025年春には「京都城陽プレミアム・アウトレット（仮称）」がオープン予定。お買い物環境がより充実すると予想されます。

＞＞参考コラム：城陽市の土地価格相場は？今後の推移や家づくりにおすすめのエリアも紹介

京田辺市

鉄道やバスなどの交通網が発達しており、京都・大阪・奈良の中心地までそれぞれ電車で30分ほどでアクセス可能です。また、中学3年生までの医療費を助成する制度など、子育て世帯に向けた独自のサポートを数多く行っており、子育てがしやすい街としても人気を集めています。
そんな京田辺市で平屋を建てるなら、JR三山木駅周辺がおすすめです。JR三山木駅の2024年における坪単価平均は、154,214円。京田辺市内の駅別に見ると、最も低い水準です。JR三山木駅には近鉄三山木駅が隣接しており、各方面へのアクセスが良好な点が魅力的。周辺には徒歩圏内に複数の公園が点在しており、子どもが遊ぶ場所にも困りません。

＞＞参考コラム：京田辺市の土地価格・相場は？売買事例や注文住宅を建てるためのポイントも紹介

おしゃれな平屋を建てるなら押さえておきたいポイント

せっかく平屋を建てるなら、デザインにもこだわりたいものです。しかし、暮らし始めてから重要になる機能性も大切です。では、デザイン性と機能性を両立した平屋を建てるには、どのようなコツがあるのでしょうか？

・開放感のあるリビングを心がける
・ウッドデッキを取り入れる
・小屋裏収納を有効活用する

採光を考慮し、日の光が入る部屋にすると、部屋の開放感を演出できます。平屋は周囲に高い建物がある場合は影になりやすいため、土地選びや窓の配置に注意が必要です。部屋と屋外をスムーズに繋げるウッドデッキは、開放感を演出するのに効果的。外観のアクセントにもなります。また、どんなに外装や内装のデザインにこだわった家でも、物が溢れていてはおしゃれな雰囲気も台無しです。平屋は、建物の面積が限られているため、広い収納の確保が難しいことがあります。そんなときにおすすめなのが、小屋裏収納。天井高が1.4m以下かつ、面積が下の階の2分の1以下の空間は「小屋裏」と呼ばれ、階層としてカウントされません。収納したいものに合わせた広さの小屋裏を入れた間取りにすれば、収納問題を一気に解決できます。

宇治市、城陽市、京田辺市周辺で平屋をご検討ならグランライフまで！

この記事では、平屋を建てる際におすすめのエリアやおしゃれな平屋づくりのポイントを解説しました。家は、人生で最も高額な買い物だという方も多いでしょう。せっかく注文住宅を建てるなら、失敗のない家づくりをしたいものです。不安なことがある場合は、家づくりのプロに相談することで失敗を回避できます。グランライフは、デザイン性に優れた機能的な注文住宅の建築が得意な工務店。地域密着型の工務店としてエリアの情報にも精通しており、土地の特徴や地域の特色を活かした家づくりのご提案を行っています。宇治市、城陽市、京田辺市周辺で平屋をご検討の方はお気軽にご相談ください。

＞＞宇治市、城陽市、京田辺市周辺エリアで叶えるおしゃれな平屋！グランライフのデザインについてはこちら

工学部建築学科卒業・大学院修了後、建築設計事務所勤務。建築設計事務所では、建築意匠設計、木造構造設計に携わる。その後大手経営コンサルティング会社を経て、現在は設計経験を活かしつつ、商品磨き、新メニューやツールの開発、研修などを通して工務店支援を行っています。

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