2024.08.31
宇治市、城陽市、京田辺市で受けられるリフォーム補助金は？注意点についても
宇治市、城陽市、京田辺市のある京都府は、世界遺産やお寺など、日本の伝統を受け継いでいる地域であり、世界的にも有名な観光地です。今回は、そんな京都府の宇治市、城陽市、京田辺市にスポットを当てて、住宅リフォームで活用できる補助金について解説します。
宇治市、城陽市、京田辺市で住宅のリフォームをご検討中の方は、参考にしてみてください。
| ▼ 目次 |
リフォーム補助金の種類
住宅のリフォームを検討している場合、まずは国が設けている補助金や助成金をチェックすることをおすすめします。以下でいくつか紹介していきましょう。
子育てエコホーム支援事業
「子育てエコホーム支援事業」は、2024年4月2日から受付が開始された事業であり、子育て世帯や若者夫婦世帯が、住宅をリフォームする際に活用できる制度です。最大60万円の補助が受けられます。
子育て支援と2050年カーボンニュートラル（温室効果ガスの排出量をなるべく削減しようという取り組み）実現の観点から、子育て世帯や若者夫婦世帯を対象としています。
以下に該当するリフォーム工事が対象です。
・開口部の断熱改修
・外壁、屋根・天井または、床の断熱改修
・エコ住宅設備の設置
また、上記のいずれかと一緒に行う場合のみ補助の対象となる工事もあります。「子育て対応改修」「防災性向上改修」「バリアフリー改修」「空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置」「リフォーム瑕疵保険等への加入」です。
「子育てエコホーム支援事業」は、住宅購入者自ら申請することができない点に注意しましょう。「エコホーム支援事業者」として登録した住宅会社や施工会社が、申請手続きを行い補助金が交付され、住宅購入者へ還元されます。
家づくりを検討する子育て世帯や若者夫婦にとって、「子育てエコホーム支援事業」は魅力的な制度といえるでしょう。
先進的窓リノベ2024事業
2024年3月29日から開始された「先進的窓リノベ2024事業（断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省ＣＯ２加速化支援事業）」。「先進的窓リノベ2024事業」は、住宅の開口部（窓やドア）を断熱性能の高いものへ交換する際のリフォームに活用できる補助金制度です。
住宅の建て方・設置窓の性能と大きさ・設置方法に応じて、一戸あたり5～200万円まで補助します。以下が対象となる工事です。
・ガラス交換
・内窓設置
・外窓交換
・ドア交換
ドア交換は、窓の改修と同時に行った場合のみ対象となります。「先進的窓リノベ2024事業」も子育てエコホーム支援事業同様に、住宅購入者自ら申請の手続きは行えません。このリフォーム補助を受けたい場合は、「窓リノベ事業者」として登録済みの住宅会社や施工会社へ相談しましょう。
長期優良住宅化リフォーム推進事業
「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は、既存住宅に対する性能向上、子育てをしやすくする生活環境を整備するためのリフォームを支援する制度です。以下が、「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の対象となる工事です。
・性能向上リフォーム工事
・三世代同居対応改修工事
・子育て世帯向け改修工事
・防災性の向上・レジリエンス性の向上改修工事
この事業では、上記の補償対象となっているリフォームにかかる工事費の合計1／3を補助してもらえ、内容によっては最大210万円まで支給。大規模なリフォームを検討している場合におすすめの補助金制度といえます。
申請の手続きは、リフォームを依頼する住宅会社や施工会社が行いますが、いくつか申請条件があるため、事前に確認しておくと安心です。
参考元：国土交通省｜令和6年度 長期優良住宅化リフォーム推進事業
既存住宅の断熱リフォーム支援事業
「既存住宅の断熱リフォーム支援事業」では、窓や断熱材など高機能建材を用いての断熱リフォームまたは、断熱リノベで補助金を受け取れます。対象となる工事は以下の2種類に分けられます。
・トータル断熱
・居間だけ断熱
トータル断熱は、断熱材や窓、ガラスを用いて住宅全体を断熱改修。居間だけ断熱は、窓を用いて在室時間の長い居間の窓全てを断熱改修します。併用はできないため、どちらかを選択する必要があるでしょう。
「既存住宅の断熱リフォーム支援事業」は、最大で120万円の補助金がもらえます。関係書類を取りまとめてから、メールなどで申請する必要があります。
参考元：公益財団法人 北海道環境財団｜お知らせ｜既存住宅の断熱リフォーム支援事業
給湯省エネ事業
「給湯省エネ事業」は、省エネ性能の高い高性能な給湯器の導入を支援するための制度です。正式名称は「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」。
新築注文住宅、新築マンション、既存住宅が助成の対象となり、最大18万円の補助を受けられます。
「給湯省エネ事業」の対象機器は、家庭用燃料電池（エネファーム）、ハイブリッド給湯器、ヒートポンプ給湯器（エコキュート）であり、対象となる給湯器ごとに補助金額が違います。
参考元：経済産業省 資源エネルギー庁｜給湯省エネ2024事業【公式】
宇治市、城陽市、京田辺市の補助金制度を紹介
ここからは、宇治市、城陽市、京田辺市の補助金制度の一部を紹介します。
宇治市「新婚・子育て世帯等住宅確保おうえん支援事業」
「新婚・子育て世帯等住宅確保おうえん支援事業」は、新婚や子どもが3人以上の子育て世帯などを対象に住宅リフォームにかかる費用を予算の範囲内で補助する制度です。
経済的な負担や育児に関する負担などの軽減のほか、空き家の利活用、市内への移住等を図ることを目的に実施されています。
新婚世帯には、住宅の購入、貸借、引越し費用などを補助。子育て世帯には、購入・貸借、リフォームのいずれかの対象経費を補助します。工事が始まる前に申請を行う必要があるため、市のホームページなどに問い合わせてみると良いでしょう。
参考元：宇治市｜宇治市新婚・子育て世帯等住宅確保おうえん事業補助金
城陽市「城陽市カーボンニュートラル補助金」
「城陽市カーボンニュートラル補助金」は、地球温暖化を防止する事業の一環として、カーボンニュートラルを目指した取り組みを行う市民に対して行っている補助金制度です。必要な設備設置や改修に伴う費用の一部を補助してくれます。
対象工事は、以下の3つです。
・雨水タンク設置
・住宅用太陽光発電システム・住宅用蓄電池システムの同時設置
・住宅窓の断熱改修
申請の際は、申請に必要な書類を一式揃えてから環境課窓口へ提出します。
京田辺市「木造住宅耐震改修等補助事業」
「木造住宅耐震改修等補助事業」は、地震による建物倒壊といった被害から市民の命や体、財産を保護することを目的に実施されている補助金制度です。
この制度には本格改修と簡易改修の2種類があります。木造住宅の耐震改修工事、または耐震シェルターの設置にかかる費用の一部を補助してくれます。
本格改修は最大で150万円、簡易改修は最大40万円、耐震シェルター設置は最大35万円までの補助が受けられます。
「京田辺市内の1981年5月31日以前に着工して完成している木造住宅」など、いくつか支給の条件があり、補助金額の条件が、それぞれ異なるため京田辺市のホームページ等で確認してみると良いでしょう。
参考元：京田辺市｜木造住宅耐震改修等補助事業のご案内【令和6,7年度時限的拡充】
リフォーム補助金を活用する際の注意点は？
リフォームを検討しているご家庭にとって、補助金はとても助かる制度です。そんなリフォーム補助金を活用するうえで、注意する点があるため、把握しておきましょう。
公的な資金であるリフォーム補助金は、予算や募集期間のことを考慮して、申請はなるべく早めに済ませておくことが大切です。補助金は、国や自治体が議会において定める予算に基づいて実施されます。
多くの申し込みが集まり予算の上限に達すると、たとえ申請期間内だとしても受付が終了するケースがあります。そのため、余裕を持って早めに申請しておくと安心でしょう。
また、リフォーム補助金は、他の補助金制度と併用できないものも多くあります。判断が難しいと感じる場合は、補助金の事務局に直接確認してみると安心です。
宇治市、城陽市、京田辺市でのリフォーム・リノベーションはグランライフへ！
国からの補助金をはじめ、宇治市、城陽市、京田辺市で受けられる補助金についても紹介しました。補助金制度は、内容を含め補助金額などが変わる場合もあるため、国や市のホームページで最新の情報を確認することが大切です。
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記事監修者：中小企業診断士（住宅コンサルタント）塩味 隆行
一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師
住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。
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