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2024.03.07

京都府宇治市で利用できる住宅ローン一覧!無理なく返済するためのポイントは?

おしゃれなリビング階段と玄関

マイホームを購入するときに、多くの方が利用する住宅ローン。各金融機関がさまざまな商品を取り扱っており、どういった点で違いがあるのかよくわからないケースもあるでしょう。こちらでは、京都府宇治市でマイホームの建築を検討中の方に向けて、住宅ローンの種類や金利情報について解説します。また、無理なく返済できるよう、理想的な借入・返済金額の考え方についてもご紹介。住宅ローンの基本的な知識について理解を深めたい方は、ぜひ目を通しておきましょう。

 

▼ 目次

 

宇治市で利用できる住宅ローンの種類は?

住宅ローン比較イメージ

まずは、宇治市の住宅ローンを取り扱う金融機関についてご紹介します。

京都銀行

京都銀行は、京都市下京区に本店を構える地銀。基本を備えた「京銀住宅ローン」のほかに女性専用住宅ローン利用者向けの「「Club Off」サービス<ロング・エスコート>」や、京町屋の購入と増改築の利用に特化した「京町屋プラン」など多彩な商品を揃えています。また、病気やケガといった万一のリスクに備えた保証プランも充実しており、契約者のライフスタイルやライフステージに適した住宅ローンを選びやすいのが特徴です。なお、京都銀行で新規に借入した場合の、主な住宅ローン金利タイプと金利は下表のとおりです。

金利タイプ 金利
変動金利型 0.575%
固定金利2 1.000%
固定金利3 1.100%
固定金利5 1.300%
固定金利10 1.450%
全期間固定30 2.000%
全期間固定35 2.000%

※2024年2月時点での最下限金利を記載。

参考元:京都銀行|女性専用住宅ローン利用者向け「Club Off」サービス<ロング・エスコート>
参考元:京都銀行|京銀住宅ローン 京町家プラン
参考元:京都銀行|ローン金利

滋賀銀行

滋賀銀行は、滋賀県大津市に本店を置く地銀。滋賀県全域だけでなく、京都や大阪にも営業エリアを拡大しており、宇治市でも住宅ローンを申し込むことが可能です。滋賀銀行では「スーパー住宅ローン」をメイン商品として展開。そのほかにも、育児休業中の負担軽減を図る「子育てサポート住宅ローン」や、子育て世帯への住宅購入をサポートする「子育て応援住宅認定プラン」といった特徴的なサービスを扱っています。なお、滋賀銀行で新規に借入した場合の、主な住宅ローン金利タイプと金利は下表のとおりです。

金利タイプ 金利
変動金利型(※WEB申込み) 0.350% 
固定金利選択型3年(※WEB申込み) 0.775% 
固定金利選択型10年(※WEB申込み) 1.025%
全期間固定20年以下 1.340%
全期間固定21年以上35年以下 1.820%

※2024年2月時点での最下限金利を記載。

参考元:滋賀銀行|『しがぎん』住宅ローン 各種プランのご案内
参考元:滋賀銀行|ローン金利

南都銀行

南都銀行は奈良市に本店を置く地銀。大阪・兵庫・京都・和歌山・三重の6府県を営業エリアとして拡大しており、宇治市でも住宅ローンを利用できる体制が整っています。メイン商品となる住宅ローンは「<ナント>ホームローン」。WEBを使った申込みプランや、夫婦のどちらもが住宅ローン控除を受けられる「<ナント>夫婦連帯債務型ホームローン」などでお得に融資を受けることが可能です。なお、南都銀行で新規に借入した場合の、主な住宅ローン金利タイプと金利は下表のとおりです。

金利タイプ 金利
変動金利型(※WEB申込み) 0.475%
固定金利選択3 1.000%
固定金利選択5 1.200%
固定金利選択型10 1.600%
全期間固定20年以下 1.560%
全期間固定21年以上35年以下 2.040%

※2024年2月時点での最下限金利を記載。

参考元:南都銀行|<ナント>ホームローン (変動・固定金利選択型)
参考元:南都銀行|住宅ローン金利プランのご案内
参考元:南都銀行|ローン金利のご案内

京都信用金庫

京都信用金庫は、京都市下京区に本店を置く信用金庫。京都・滋賀・北大阪を営業エリアとしています。住宅ローンのメイン商品は「京信住宅ローン」。万一のリスクに備えたオプションが豊富で、3大疾病やがんと診断され所定の状態になったときの保障に、上乗せ金利なしで加入できるのが特徴です。なお、京都信用金庫で新規に借入した場合の、主な住宅ローン金利タイプと金利は下表のとおりです。

金利タイプ 金利
変動金利型(※WEB申込み) 0.375%
固定金利選択3 1.100%
固定金利選択5 1.150%
固定金利選択型10 1.300%

※2024年2月時点での最下限金利を記載。

参考元:京都信用金庫|住宅ローン詳細
参考元:京都信用金庫|金利引き下げプラン

京都中央信用金庫

京都中央信用金庫は、京都市下京区に本店を置く信用金庫。京都府内全域と大阪・滋賀・奈良の一部エリアで住宅ローンの申込みが可能です。「金利選択型住宅ローン(変動金利・特約期間固定金利)」をメイン商品とし、ライフスタイルやライフステージに合わせて万一の保障を付けられます。なお、京都中央信用金庫で新規に借入した場合の、主な住宅ローン金利タイプと金利は下表のとおりです。

金利タイプ 金利
変動金利型(※WEB申込み) 0.775%
特約期間固定金利3 1.050%
特約期間固定金利5 1.200%
特約期間固定金利10 1.350%
35年固定金利 1.800%

※2024年2月時点での最下限金利を記載。

参考元:京都中央信用金庫|金利選択型住宅ローン(変動金利・特約期間固定金利)

 

住宅ローンを無理なく返済するには

マイホームとお金

家計に無理が生じない範囲で住宅ローンを返済するには、いくつかのポイントがあります。ここでは、年収から考える理想的な借入額と返済額について説明しましょう。

年収から考える借入可能額

住宅ローンの借入可能額は、一般的に「年収の5〜7倍以内」と言われています。つまり、年収600万円の方が借入できる金額は、3,000~4,200万円程度。ここで算出された金額以下の借入であれば、急な出費にも対応しやすく、無理せずに融資を受けられるケースがほとんどです。ただし、購入する物件や契約者の状況によっては、借入できる金額に制限があることも。すべての方が希望金額の融資を受けられるわけではないため、あくまでも一般的な目安として覚えておきましょう。

借入金額に対する毎月の返済額

住宅ローンイメージ

年収から見た借入可能額は前述したとおりですが、実際に資金計画を立てるうえでは「月々の返済額をどの程度に設定すべきか」も重要なポイントです。一般的に、理想的な返済額のボーダーラインとして設定されるのは、年収の25%です。たとえば年収が600万円の方だと25%は150万円となり、月々12万5,000円程度なら無理なく返済できるというわけです。とはいえ、選択する金利タイプやボーナス払いの有無によっても返済計画は異なります。実際に住宅ローンを借入する前は、金融機関が提供しているローンシミュレーションなどを活用し、自分に合ったプランをじっくりと検討することが重要です。

万一のリスクに備える「団信」の活用を

住宅ローンを無理なく返済するには、万一のリスクに備えておくことも大切なポイントです。基本的にどの金融機関も、住宅ローンの返済に滞りが起きないよう「団信」への加入を借入の条件としています。団信とは、住宅ローンの返済中に、契約者が死亡したり高度障がいの状態になったりした場合に支払いを立て替えてくれる団体信用生命保険のことです。団信は、備える保障の幅に応じて費用が追加でかかります。がんをはじめ脳卒中や急性心筋梗塞、糖尿病、肝機能障害など、どこまでのリスクに備えるかは契約者の自由ですが、特約はあとから付けることができません。契約後に後悔することがないよう、漏れなくチェックしておきましょう。

 

住宅ローンを組むための手順・注意点は?

マイホームまでのステップ

ここでは、住宅ローンを組む流れについて確認していきましょう。併せて、住宅ローン借入時の注意点についても説明します。

住宅ローンの契約~融資実行までの流れ

住宅ローンは、大きく6つのステップで手続きを進めます。

1.事前審査(仮審査)
2.事前審査の承認
3.本審査(正式審査)
4.本審査の承認
5.契約手続き
6.融資実行

住宅ローンの審査は、一般的に事前審査と本審査の2段階で行われます。事前審査とは、簡易的な審査のこと。事前審査で承認されなければ、それ以上手続きを進められない可能性が高まります。そのため、購入したい物件が決まった時点で早めに申込みしておくのがポイントです。

また、金融機関によっても異なりますが、事前審査〜融資実行までは1ヶ月半程度を要するのが一般的。万一提出する書類に不備があれば、さらに審査期間が伸びることもあります。そうならないよう、必要書類は期日に余裕を持って早めに準備しておくことを心がけておきましょう。

注意しておきたいポイント

黒板に書かれたポイントの文字と電球のイラスト

住宅ローンには、含めることができない諸経費があります。たとえば、不動産取得税や固定資産税、都市計画税、引っ越し費用、家具家電の購入費用、外構費などは住宅ローンに含むことができません。ある程度まとまった金額が必要となるため、忘れず資金計画に入れておくことが大切です。ただし、外構費は、住宅の建築と合わせて工務店・ハウスメーカーに一括依頼することで、住宅ローンに組み込むことが可能。手出しを少しでも抑えたい場合は、こういった方法があることを覚えておきましょう。

また、もうひとつ忘れてはいけないのは、頭金を準備しておくこと。中には頭金なしで住宅を購入する「フルローン」を利用する方もいますが、借入金額が増えるということは、毎月の返済負担も大きくなるということです。少しでも余裕を持った返済を目指すなら、頭金を用意しておくことをおすすめします。なお、準備するべき頭金の目安は、物件価格の2割程度です。ただし、年収やライフステージによっても資金計画は異なるため、必ずしもこの割合にこだわる必要はありません。現在手元にある資金から、無理のない範囲で捻出できる額がベストです。

 

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記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行   (一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師)

住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。


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