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2019.09.08

後悔しないために家を建てる前に知っておきたいこと

■後悔しないために家を建てる前に知っておきたいこと

はじめに!!

マイホーム購入は、ほとんどの人にとって一生に一度の経験です。

それでいて人生で一番高い買い物なのです。

建てたあとに失敗に気づいてどんなに後悔しても、建て直すことは簡単ではありません。

せっかくマイホームを手に入れたというのに「こんなはずじゃなかった」「ああすればよかった」と

何らかの不満を抱き、「家を建てる前に、もっと勉強して知っておくべきだった」と後悔している人たちがいることをご存知でしょうか。

ライフ不動産では、そんな”後悔”をしないように様々な勉強会を開催してまいります。

studymeeting

日本の住宅事情は、いま大きな過渡期にあります。

大きな理由として、国の住宅政策が方向転換を図ろうとしているからです。

2013年に省エネ基準が改正され、2014年4月に閣議決定された「エネルギー基本計画」では、

2020年以降に新築される住宅には省エネ基準を満たすことが義務付けられました。

戦後ずっと、住宅は30年で使い捨てにされるのが当たり前とみなされてきました。

今後は、高性能で住み心地良く、長持ちで資産価値も高い家づくりを重視するように変わっていくのです。

と同時に、消費者の住宅に対する価値観も変える必要がある時期にあります。

日本と海外とでは住宅の省エネ性能に大きな差があります。これには制度・政策の違いも大きく起因しています。

日本では1999年に次世代省エネ基準というものが制定されました。しかし、その基準は海外と比較しても決して高いものではなく、

しかも海外では省エネ性能達成が義務化されつつあるのに対して、日本ではまだ努力目標レベルの規制なのです。

更に、EU諸国では、エネルギーパス制度と呼ばれる住宅の省エネ性能表示の義務化が進んでいます。

中古住宅の売買や賃貸の時に必ず、その住宅の省エネ性能を表示しなければならないと言うものです。

これにより、省エネ性能が高い住宅であれば小楽的に高い値段で取引が出来る、つまり高い資産価値が維持できることが明確になりました。

これからは世界基準の家を目指そう!!いうことです。

国の政策目標には、2030年までに年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロとなる「ネットゼロエネルギーハウス

(ZEH)」の実現を目指す、と掲げられています。

さらにそのあと、太陽光発電などの再生エネルギー創出と、建設時、運用時、廃棄時におけるCO2排出削減で、

その家の生涯を通してCO2収支をマイナスにするという趣旨の「ライフサイクルカーボンマイナス住宅(LCCM住宅)

の実現も提案されています。

このように年を経るごとに住宅に求められる性能が上がっていく中で、これからマイホームを建てようとするとき、現在の

基準掛けに従って建てた住宅は、あっという間に陳腐化し、価値のないものになってしまいます。

2020年の省エネ基準はもちろん、2030年のZEH実現を見据えた、高性能の住宅を建てなければならないのです。

もはや消費者も、情報不足や知識不足を言い訳にはできません。消費者の高い意識と知識が欠かせないものです。

グランライフはできるだけ多くの皆さんが「本当にいい家」を手に入れられることを願っております。