宇治市・城陽市の気候を解説!家づくりで大切にしたいポイントとは | 京都・宇治市・城陽市・京田辺市のおしゃれで高性能な注文住宅ならグランライフ

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2025.01.11

宇治市・城陽市の気候を解説!家づくりで大切にしたいポイントとは

春夏秋冬で姿を変える桜の木

宇治市・城陽市は、京都府北部と比べておだやかではあるものの、夏は蒸し暑く、冬は底冷えする寒さが特徴的な京都らしい気候を持つ地域です。家づくりでは断熱性や気密性を高め、防湿対策が必要になるでしょう。地域の気候の特性を知ることは、快適に暮らせる注文住宅を建てるために役立ちます。そこで今回は宇治市・城陽市の気候を踏まえた家づくりのポイントを解説します。是非参考にしてみてください。

▼ 目次

 

宇治市・城陽市の気候

宇治市にある塔の島の風景

一般的に京都府は盆地という地形から、夏の厳しい暑さや冬の足元から冷え込むような「京都の底冷え」が知られています。ただし宇治市・城陽市を含む京都府南部では、こうした京都らしい気候を持ちつつも、比較的穏やかで暮らしやすいと言われています。積雪もほとんどないため、寒冷地のような積雪対策や耐雪構造は必要ないでしょう。ここからは宇治市と城陽市の気候の特徴をそれぞれ解説します。

宇治市の気候の特徴とは

宇治市は東部の醍醐山地、中部の山麓丘陵地、西部の低地によって構成され、中央を南北に宇治川が流れる地形の街。2022年宇治市の平均気温は15.1℃、降水量は1,369.5mmで、雨の降った日数は89日、平均湿度は77.2%でした。宇治市は年間を通して気温差の幅が小さく、降水量が比較的多い地域です。ただし、市内の気候は東部の山間地域と西部の平野部で高低差があるため、地域によって大きく異なる場合があります。年間を通して湿度が高く、初冬から初春にかけて宇治川では川霧が発生します。

参考元:宇治市|令和5年宇治市統計書 2.土地・気象
参考元:宇治市|宇治市歴史的風致維持向上計画(第2期)令和5年3月29日認定 第1章

城陽市の気候の特徴とは

城陽市は京都盆地の南東部に位置し、西に木津川が流れ、東部には醍醐山地・信楽山地につづく丘陵地があります。そのため北西部と南東部にかけて高低差があり、東高西低の傾斜地盤が広がっています。年間平均気温は16℃前後で年間降雨量は1,500mm程度です。瀬戸内海性気候・内陸性気候の両方の特徴を持っており、比較的温暖で暮らしやすい気候ですが、寒暖差に幅があります。また比較的湿度が高いエリアです。

参考元:城陽市|城陽市の環境の現状と課題
参考元:城陽市|城陽市の概要

 

京都府南部の日照時間はどのくらい?

夏の空

宇治市・城陽市の日照時間については気象庁に観測地点がないため、はっきり示すことはできませんが、同じ京都府南部に位置する京田辺市のデータが参考にできるでしょう。京田辺市の平年の日照時間は1,961.8時間です。日照時間が長いのは8月の216.7時間、5月の201.9時間です。また最も日照時間が少ないのは2月で、127.8時間となっています。京都市の平年の日照時間が1,794.1時間であるのと比べても、京都府南部地域は日照時間が比較的長いことがわかります。そのため、京都府南部の家づくりでは太陽光発電の利用を検討するのもおすすめです。

参考元:気象庁|京田辺(京都府)平年値(年・月ごとの値)主な要素

 

京都府南部は台風や豪雨が来やすい?

台風災害のイメージ

京都南部は内陸に位置することから、一般的に台風が上陸しにくいと言われている地域です。近年では台風の被害が少ない京都府ですが、1959年の伊勢湾台風などでは、大きな被害を受けています。京都府全体でみる場合、台風が京都府の西側を通過する場合は強い風を伴い、東側を通過する際は強い雨を伴うといった特徴があります。台風が紀伊半島から東海方面へ、北東に進む場合は京都府全域で大雨となり、水害に警戒が必要です。

また近年注意が必要なのは、台風よりも集中豪雨による水害です。2012年8月の集中豪雨では宇治市・城陽市共に、河川の氾濫が発生し、市内でがけ崩れや床上・床下浸水などの被害が発生しました。家づくりでは河川の氾濫が考えられる地域を避け、リスクのある地域では水害対策を施す必要があるでしょう。

参考元:気象庁 京都地方気象台|京都府の気象特性

>>参考コラム:京都府宇治市のハザードマップから災害リスクや地盤の強さを確認しよう!注文住宅を建てる際の土地選びのポイントとは?
>>参考コラム:城陽市で水害・地震のリスクが高いエリアは?注文住宅の耐震についても解説

 

宇治市・城陽市の空気純度

街の大気汚染のイメージイラスト

宇治市や城陽市では大気の状況を監視しており、二酸化窒素や浮遊微粒子状物質、光化学オキシダントなどの大気汚染物質を測定しています。宇治市では二酸化窒素、二酸化硫黄、一酸化炭素、浮遊粒子状物質のいずれも環境基準以下です。城陽市でも観測されている二酸化窒素や浮遊粒子状物質、微小粒子状物質などの項目で、環境基準を達成しています。また、1時間当たりの光化学スモッグの濃度が基準値以上の場合には、注意報が発令される仕組みがあります。宇治市・城陽市を含む宇治地域の場合、2020年には年間で2日、2021年、2022年は発令がなく、2023年も1日のみの発令です。このようにほとんどの項目で環境基準を満たしており、光化学スモッグ注意報の発令日もわずかなことから、宇治市や城陽市の空気純度は問題がない水準と言えるでしょう。

参考元:宇治市|第Ⅳ部 環境の現況
参考元:城陽市|第2章 城陽市の環境の現況
参考元:京都府|過去の光化学スモッグ注意報発令状況

 

宇治市・城陽市の家づくりで大切にしたいポイント

グレーと木目のダイニングキッチン

ここからは宇治市・城陽市の家づくりで大切なポイントを解説します。

宇治市・城陽市で必要な断熱性とは?

宇治市・城陽市の家づくりでは断熱性を高めることが重要なポイントです。断熱とは、建物と外気の間での熱の移動が少なくなるように外皮性能を向上させ、建物への日射熱の入りやすさを考慮した住宅性能のこと。外壁や屋根、窓などを断熱性の高いものを選び、日射を遮る庇(ひさし)や軒(のき)を利用します。暑い夏や寒い冬の時期も、断熱性が高い住宅であれば、外気温に左右されず室内の温度を一定に保ちやすくなります。断熱性能は建物全体から逃げる熱を外皮面積の合計で割った、外皮平均熱貫流率(UA値)で算出可能です。宇治市・城陽市は国が気候特性に合わせて設定した地域区分6にあたり、必要となる断熱性は省エネ基準でUA値0.87、ZEH基準で0.60となっています。

グランライフでは国が定めるZEH基準をクリアする断熱性能を持つ住宅を提供しています。

参考元:国土交通省|ラベル項目の解説 断熱性能
参考元:国土交通省|新築住宅の住宅性能表示制度かんたんガイド

>>参考コラム:注文住宅に必要な断熱性能は?UA値や断熱等級と宇治市の基準値について解説

気密性や計画換気の重要性とは

暑い夏、寒い冬を快適に過ごすためには断熱性と合わせて気密性能を高める必要があります。気密性能が高い住宅とは、隙間の少ない住宅のこと。気密性が高い住宅では隙間風が入りこむことがなく、外気の影響を受けにくいので快適に暮らせるのです。ただし気密性が高いだけでは、室内環境が悪化してしまいます。気密性能を高めながら、計画的な換気を取り入れることも考慮しておきましょう。

グランライフでは全棟で気密測定を行うなど、高い気密性の確保にこだわり、熱交換型換気システムを取り入れて快適な室内環境を実現しています。

参考元:経済産業省 資源エネルギー庁|住宅による省エネ

>>参考コラム:宇治市で注文住宅を建てる際に押さえておきたい換気の種類と特徴とは?

宇治市・城陽市で心がけたい防湿とは?

宇治市・城陽市は京都らしい気候の影響を受け、比較的湿度が高いエリア。家づくりでも防湿対策湿が重要です。住宅の壁の内側に断熱材を隙間なく使用し、室内側に防湿層として防湿フィルムを施工します。断熱材の外側には水蒸気を外に排気するための通気層、防風層をつくります。こうして湿気が壁内に溜まって起きる結露を防ぎ、長く安心して住める家が完成するのです。防湿対策と断熱施工は、どちらも大切なポイントと言えるでしょう。

平野部では水害対策を意識しておく

宇治市・城陽市を擁する京都府南部は、山地に囲まれた地形的特性から、地域によって高低差があります。高所では水害等のリスクが少ないメリットがあり、平野部では生活面や交通面で利便性が高いメリットがあるでしょう。JR奈良線は宇治市・城陽市を南北に走っており、線路より東側は高所、西側は利便性の高い平野部と言えます。住むエリアを選ぶ際の参考にしてみてください。平野部に住む場合は家づくりにおいて水害対策が必要です。ハザードマップを見て浸水地域でないか確認し、地盤を高くしたり、高床構造にしたり、外壁の防水性を高めておくと、いざという時に助けになるでしょう。

 

宇治市・城陽市の家づくりはグランライフにお任せください

グリーンと木目の家

グランライフでは高断熱・高気密・高耐震で、夏は涼しく冬は暖かく、快適に暮らせる住宅を提供しています。また、建築家と連携して家づくりを行うことで、おしゃれで飽きのこないデザインと使い勝手のいい機能性を兼ね備えた住宅を建てることができます。コスト面では、独自の建材仕入れシステムや、設計・施工のルールを設定することでコストダウンを図っています。適正価格で高品質な家づくりをしてみませんか?
グランライフでは、モデルハウス見学会や家づくりの相談会も随時開催中ですので、ご興味を持たれましたら、是非お気軽にお問い合わせください。

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記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行
一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師
住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。


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