2024.10.05
【京都府】リフォーム(フルリフォーム、リノベーション)で使えるローン制度
リフォーム(フルリフォーム、リノベーション)をする際には、まとまった資金が必要です。そんなときに役立つのが住宅ローンやリフォームローン。今回は、フルリフォームやリノベーションの際に利用できるローン制度について解説していきます。京都府の金利情報も紹介するので、リフォームを考えている方は是非参考にしてください。
▼ 目次 |
リフォームやフルリノベーションで使えるローンとは?
住宅の内装や外装をきれいにしたいとき、断熱や気密などの住宅性能をアップしたいときは、建て替えるのではなく、リフォーム・フルリノベーションの方法をとるケースもあるでしょう。しかし、大幅な住宅のリフォームをする際には資金調達が必要です。リフォームやフルリノベーションで利用できるローンは、大きく分けてリフォームローンと住宅ローンがあります。
リフォームローン
リフォームローンは、今住んでいる自宅や新しく購入する家の設備の修繕や増改築などリフォーム工事を施工する際に利用できるローンのことです。
リフォームローンには有担保型と無担保型があり、借入額は約10~1,000万円で、返済期間は15年程度です。有担保型は、借入金額が高く返済期間も長く設定されているのが特徴。金利も低めに設定されているため、フルリノベーションや大幅なリフォームを行う場合に適しているでしょう。無担保型は、借入限度額が低めなうえ、返済期間が短く、金利も高めに設定されています。
住宅ローン
住宅ローンとは、住宅を新築・購入する際に利用できるローンです。リフォームやフルリノベーションで住宅ローンを利用できるのは、中古物件を購入すると同時にリフォームを行う場合です。
基本的に物件を担保とするため、借入限度額は数千万円と高額なうえ、借入期間が長く金利も低めに設定されています。
>>参考コラム:京都府宇治市で利用できる住宅ローン一覧!無理なく返済するためのポイントは?
リフォームローンや住宅ローンをリフォームに利用するメリットとデメリット
それでは、リフォームに対してリフォームローンや住宅ローンを利用するメリット、デメリットを見てみましょう。
リフォームローンのメリットとデメリット
リフォームローンのメリットは、審査基準が住宅ローンよりも緩く通りやすいこと。審査にかかる時間も1~7日程度と短いため、必要なときに迅速に対応してもらえる点もメリットです。また、無担保で融資を受けられる場合があります。
その反面で、金利が高めに設定されている点がデメリットといえます。また、借入上限額が少なめなので、大幅なリフォームやフルリノベーションの場合には、リフォームローンだけで資金を賄うのは難しいかもしれません。それに加え、返済期間も短めなので、場合によっては返済に無理が生じることがあるでしょう。
住宅ローンのメリットとデメリット
住宅ローンの大きなメリットは金利が低い点です。金融機関により異なりますが、住宅ローンはリフォームローンと比較して1~2%程度金利が低い傾向にあります。中古住宅を購入しフルリノベーションをする場合など、借入金額が大きくなるほど、金利の差は返済金額に影響するでしょう。
また、借入上限額が高いことで、住宅購入時やリフォームの際に選択肢の幅を広げられるメリットも。返済期間は最長で35年に設定できるため、借入金額が大きい場合でも余裕を持った返済計画が立てられるでしょう。
一方で、リフォームローンより審査基準が厳しい傾向にあり、収入に対する借入金額の割合が大きい場合には審査が通らないことも。住宅購入やリフォームする直前で審査に落ちてしまうと、借入金額の見直しやリフォームプランの変更が必要になる場合があります。リフォームに住宅ローンを利用する場合は、早めに仮審査の申し込みをしておきましょう。
リフォームローンと住宅ローンどちらを選ぶ?
リフォームローンや住宅ローンのメリット、デメリットを踏まえて、どちらを選択するのが良いか見てみましょう。ここでは、それぞれのパターンごとに紹介します。
物件を購入すると同時にリフォームする場合
物件を購入してリフォームする場合は、2つの方法から選択できます。1つ目は、住宅ローンに物件購入費とリフォーム工事費用をまとめる方法で、一体型住宅ローンなどと呼ばれます。住宅ローンにまとめるメリットは、金利を低く抑えられる点です。さらに1本化することで、手続きの手間が減り資金計画も立てやすくなります。
2つ目は、物件購入には住宅ローンを利用し、リフォームにはリフォームローンを使う方法です。しかし、それぞれ手続きをする必要があるため手間がかかり、ローンの金利も高くなります。
持ち家をリフォームする場合
持ち家をリフォームしたい場合は、持ち家の住宅ローンが残っているかどうかによって借入の仕方が変わります。
残債がある場合
今住んでいる家の住宅ローンが残っている場合、ローンの組み方には2つの方法があります。
一般的には今借りている住宅ローンを借り換え、リフォーム費用を含めて新たな住宅ローンを組む方法です。特に利用している住宅ローンの金利が高い場合は、借り換えることで返済額が下がる可能性もあるでしょう。ただし、借り換えの手数料がかかることに留意しておく必要があります。
2つ目は新たにリフォームローンを組む方法ですが、残債がある場合、審査に通りにくい可能性があります。どちらの選択が良いのか、今利用している住宅ローンの金利や返済期間などを考慮し、十分に検討してみましょう。
残債がない場合
住宅ローンは、基本的に住宅購入を目的とした融資です。今住んでいる住宅のローンが完済している場合は、リフォームをするのに住宅ローンは利用できないため、リフォームローンを考えましょう。なお、金融機関によってはリフォームを住宅ローンの対象としているところもあります。条件は物件購入を伴う場合とは異なるケースが多いので、確認しておきましょう。
京都府の金利情報もチェック【京都銀行】
ここからは、京都府周辺でリフォームの際に利用できるローンの金利情報をお伝えします。京都銀行を例に見てみましょう。
京都銀行は京都府のほかに大阪府や滋賀県、奈良県などの関西エリア、愛知県や東京都などの都心にも支店を持つ銀行です。京都銀行の住宅ローンは、金利の低さが大きなポイントで、借り換え時にはより低い専用金利が適用されます。リフォームローンでも、借入金額が100万円以上の場合は、店頭表示価格より年0.4%低い金利が適応されるなど、返済負担を軽減できるようなプランが用意されています。
【京都銀行の住宅ローンの金利情報】(2024年8月時点)
プラン名 | 金利タイプ | 金利 |
3大疾病年0.575%金利プラン | 変動金利 | 3大疾病特約、保証料込みで 年0.575% |
借り換え専用金利プラン | 変動金利 | ・がん保障特約付団体信用生命保険に加入で年0.495% ・地銀協団体信用生命保険(一般団信)に加入で年0.465% |
住宅ローン金利プラン | 変動金利 | 年0.775% |
15年・20年型固定金利プラン | 固定金利 | 15年固定:年1.70% 20年固定:年1.90% |
【京都銀行の住宅リフォームローンの金利情報】(2024年4月時点)
プラン名 | 金利タイプ | 金利/引き下げ率 |
京銀住宅リフォームローン | 変動金利 | 年2.175~年2.675% 100万円以上の借入で店頭表示金利より0.4%引き下げ |
エコ金利プラン | 店頭表示金利より0.1%引き下げ | |
京町家金利プラン | 店頭表示金利より0.6%引き下げ |
なお、住宅リフォームローンの金利差し引き条件は併用できる場合も。借入金額が100万円以上でエコ金利プランが適用となった場合は、店頭表示金利より年0.5%引き下げられます。借入金額が100万円以上で京町家金利プランが適用となった場合は、店頭表示金利より年1.0%引き下げられます。
参考元:京都銀行|キャンペーン/おトクな情報一覧
参考元:京都銀行|京銀住宅リフォームローン
京都府でリフォーム・リノベーションを検討するならグランライフへ相談を!
リフォーム(フルリフォーム、リノベーション)には、住宅ローンやリフォームローンが利用できることがわかりました。どちらを選択すると良いのかは、リフォームの規模や個々の状況によって異なります。必要な資金や返済計画などについてお悩みなら、お気軽にグランライフへご相談ください。
なおグランライフでは、リフォーム・リノベーションを前提とした物件探しからサポート。断熱性や気密性、デザイン性に富んだ住宅を実現できるよう、徹底的にお手伝いします。京都府でリフォームを検討する方は、是非一度お問い合わせください。
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住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。
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