宇治市周辺で注文住宅を建てて快適に暮らすためには性能を重視しよう | 京都・宇治市・城陽市・京田辺市のおしゃれで高性能な注文住宅ならグランライフ

BLOGスタッフブログ

  1. Home
  2. /
  3. スタッフブログ
  4. /
  5. 宇治市周辺で注文住宅を建てて快適に暮らすためには性能を重視しよう

2024.06.14

宇治市周辺で注文住宅を建てて快適に暮らすためには性能を重視しよう

黒とグレーの外壁にシンボルツリーが映える外観

人生で大きな買い物となるであろう注文住宅。長く快適に暮らすためには、間取りや設備だけでなく住宅性能にも注目しましょう。そこで今回は、快適かつ安心・安全に暮らすために取り入れたい性能を詳しくご紹介します。また宇治市・城陽市・京田辺市の気候もまとめましたので、注文住宅を検討されている方は参考にしてください。

▼ 目次

 

快適な暮らしに必要な「高断熱・高気密」

断熱窓のある家の夏と冬のイメージ素材

暑い夏や寒い冬でも快適に暮らしたい、と高断熱・高気密な住宅を検討する方も多いかもしれませんが、そもそも断熱・気密とはいったい何でしょうか?また、住宅に施すことでどのような影響があるのでしょうか。
ここでは断熱や気密について深掘りしていきます。

断熱とは?

断熱とは「外と室内との熱の出入りを遮ること」です。室内の温度は外気温に影響されます。熱の出入りを少なくすることで室内を均一な温度に保てるため、夏は涼しく、冬は暖かい住宅が実現できるのです。

住宅の断熱性能の指標となるのが「外皮平均熱貫流率(UA値)」です。室内外の温度が、窓・壁・屋根・床などの外皮UAからどのくらい出入りしているかを数値で表しています。数値が小さいほど、熱が伝わりにくく断熱性の高い住宅になります。
また省エネ住宅において、目標となるUA値は国土交通省が1から8までの地域で分けて、それぞれの数値を定めています。主な地域と具体的なUA値は以下の通りです。

地域区分 1 2 3 4 5 6 7 8
都市例 旭川市 札幌市 盛岡市 仙台市 宇都宮市 東京23 長崎市 那覇市
UA値
(省エネ基準)
0.46 0.46 0.56 0.75 0.87 0.87 基準なし

※単位:「W/m2・K」

>>参考コラム:注文住宅に必要な断熱性能は?UA値や断熱等級と宇治市の基準値について解説

気密とは?

気密とは「住宅の隙間をなくして、室内と屋外の空気の移動をしにくくする」ことです。気密性が低いと、家の隙間から暖かい空気や冷たい空気が逃げてしまいます。気密性を高めると室内の温度が保たれるため、室温をコントロールしやすくなり快適に過ごせるのです。
気密性の高さは「相当隙間面積(C値)」で表されます。どれだけの隙間があるのかを数値で示しており、数値が小さいほど隙間が少なく気密性の高い住宅になります。

>>参考コラム:快適な注文住宅には気密性が欠かせない!光熱費との関係や宇治市周辺の情報も

断熱と気密の関係性

外気温に影響されず、快適に過ごせる住宅には「断熱」と「気密」の両方が不可欠です。
セーターを想像してみてください。セーターは着ると暖かいですが、風が吹くと寒く感じると思います。しかし、ダウンジャケットなど風を通しにくい上着を羽織ることで、身体の熱が逃げず暖かい状態が保てます。これが「高断熱・高気密」の状態です。
できるだけ隙間をなくし、熱や空気の移動を少なくするためには、どちらかだけでは高い効果が得られません。気密性を高めて住宅を密閉し、断熱性を高めて住宅の温度をキープしましょう。

高断熱・高気密住宅のメリット・デメリット

住宅のメリットとデメリット

ここからは高断熱・高気密住宅のメリット・デメリットについて解説します。
主なメリットは以下です。

・快適な室温で過ごせる
・光熱費が削減できる
・ヒートショックの予防に繋がる

夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるのが一番のメリットです。熱の移動が少ないため、エアコンなど暖房を強くする必要がなくなり、光熱費の削減も期待できるでしょう。また、家中が快適な温度に保たれやすいため部屋ごとの温度差がなくなり、ヒートショックも予防できると考えられます。注文住宅を建てるなら、断熱性・気密性は重要視したい性能です。

では、反対にデメリットはどのようなことが考えられるのでしょうか?

・建築費用が高くなる
・施工が不十分だと性能を発揮できずトラブルを引き起こす可能性がある

高断熱・高気密住宅では、資材や工事などがより専門的なものになるため、建築費用が高くなるのがデメリットです。また、高い性能であっても施工が不十分だと、その後、住人や建物にトラブルが起こる可能性があります。例えば、建材や塗料などから発せられる化学物質によるシックハウス症候群や、壁と断熱材の間に隙間があった場合に、暖かい空気が入り込むことで起こる内部結露などです。しかし、これらは換気によって対策できます。

グランライフでは、高い気密性と計画換気を実現することで、湿度をコントロールできる住宅を提供しています。高断熱・高気密で耐久性の高い住宅を建てることが可能です。

 

安心な暮らしに必要な「耐震」

家の積木に吹き出し、耐震の文字

地震大国である日本で安心・安全に暮らすには、地震の揺れに強い住宅でなければいけません。その際に重要となるのが「耐震」です。

耐震とは?

耐震とは「建物の強度を高め、揺れに耐え倒壊を防ぐ」こと。壁に筋交いを入れたり、結合部を金具で補強したりして、揺れに耐えるために建物自体を強くするのです。
耐震性は「耐震等級」で表され、3段階で評価されます。数字が大きいほど耐震性が高いことを指しています。詳しくは以下の表の通りです。

耐震等級1 数百年に一度程度の強い地震でも倒壊や崩壊しない。
耐震等級2 耐震等級11.25倍の地震の揺れにも耐えられる強度。
例)避難所となる学校などの公共施設
耐震等級3 耐震等級11.5倍の地震の揺れにも耐えられる強度。
例)災害時の救護や復興の拠点となる警察署や消防署など


>>参考コラム:宇治市で注文住宅を建てるときに知っておきたい耐震等級とは?耐震等級の決め方や高い等級のメリット

耐震のメリット・デメリット

地震の揺れに耐える「耐震」。注文住宅での地震対策には、「制震」「免震」もありますが、これらと比較した場合には以下のメリット・デメリットがあります。

【メリット】
・コストが安い
・工期が比較的短い
・自由な設計ができる

【デメリット】
・地震の揺れが建物に直接伝わりやすい
・上の階になるほど、揺れが大きくなる
・繰り返しの揺れでダメージを受けることで、倒壊の危険性が高まる

>>参考コラム:宇治市で注文住宅を建てるときに必要な耐震性能とは?免震・制震との違いや耐震等級を解説

グランライフの住宅は、「在来軸組パネル工法」を採用し、耐震等級3が標準です。耐力壁や揺れに特化した金具を使用するなどして、耐震性と耐久性に優れた住まいを提案いたします。

 

高性能住宅にすると受けられる補助金や税制上の優遇措置

家とお金

注文住宅で住宅性能にこだわると快適な暮らしができますが、補助金や税制上の優遇措置を受けられるなどのメリットもあるのです。

補助金にはどんなものがある?

2024年における高性能住宅への補助金の最大の目玉は「子育てエコホーム支援事業」。子育て世帯・若者夫婦世帯に対し、省エネ住宅の購入またはリフォームを後押しする制度です。新築の場合、「長期優良住宅」なら1戸につき最大100万円、「ZEH住宅」なら1戸につき最大80万円が補助されます。
その他にも「LCCM住宅支援事業」や「地域型住宅グリーン化事業」「ZEH住宅支援制度」など、性能の高い住宅にはさまざまな支援が用意されています。

参考元:国土交通省「子育てエコホーム支援事業」
参考元:LCCM住宅整備推進事業実施支援室「LCCM住宅整備推進事業」
参考元:国土交通省「住宅:令和5年度 地域型住宅グリーン化事業(認定長期優良住宅、ZEH・Nearly ZEH、認定低炭素住宅、ZEH Oriented)」
参考元:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス補助事業「ZEH補助金」

税制上の優遇措置とはどんなものがある?

持ち家の最大のメリットは「住宅ローン控除」が受けられること。性能の高さによって控除額が段階的に決められており、それが省エネ住宅であればより多くの控除が受けられるのです。また子育て世帯・若者夫婦世帯であることでさらなる優遇措置も。例えば、子育て世帯・若者夫婦世帯が「認定長期優良住宅・認定低炭素住宅」を建てた場合、ローン残高の控除の上限が5,000万円となり、最大控除額は13年で455万円となります。

ローン控除の他にも、「住宅取得資金贈与の特例」制度があります。親などから住宅購入資金の援助を受けとった場合にかかる贈与税が非課税となる特例措置です。通常、援助を受けた場合は基礎控除を超えた部分に贈与税がかかりますが、これがなくなるのはメリットと言えるでしょう。

 

宇治市周辺の気候の特徴

地方都市イメージ

注文住宅を立てる際は、建てたいエリアの基準に合わせた家づくりが求められます。ここでは、宇治市・城陽市・京田辺市それぞれの地域の特性を見ていきましょう。

宇治市はどんな街?

京都府の南東部に位置する宇治市は、宇治茶の産地として有名な街。市の中央に流れる宇治川を中心とする美しい景観と、世界遺産である「宇治上神社」「平等院」などの歴史的文化財にも恵まれている街です。
そんな宇治市は中央日本気候区に属しています。同じ気候区であり宇治市に隣接している京都市のデータでは、年間平均気温は16.2℃と比較的過ごしやすいのが特徴。年間降水量は1,522.9mmと多く、お茶づくりに適している気候です。

>>参考コラム:京都府宇治市の住みやすさを検証!注文住宅を建てるおすすめエリア3選

城陽市はどんな街?

市の北側が宇治市に接している城陽市は、コンパクトな街中にJRと近鉄の合計6駅があり、交通アクセスが整った便利な街です。都会的な要素をもちつつも、東部の丘陵地などに山林が広がっており、自然も残っているのが魅力です。平均気温は16℃前後、年間降水量は約1,300㎜となっており、宇治市と似た環境であると考えていいでしょう。

京田辺市はどんな街?

京都府の南西部に位置しており、丘陵地と平野で形成されている地形が特徴的です。緑豊かな美しい自然の中で、由緒正しい神社仏閣などが楽しめるのが魅力。年間平均気温は15.3℃、年間降水量は1,429.8mmです。

宇治市・城陽市・京田辺市で目指したい断熱基準

宇治市・城陽市・京田辺市の地域区分は「6」です。地域6では、以下の断熱性能を目指しましょう。

断熱性能 UA値
ZEH基準 0.60
HEAT20 G1 0.56
HEAT20 G2 0.46
HEAT20 G3 0.26

※単位:「W/m2・K」

参考元:国土交通省「地域区分新旧表」

 

宇治市周辺で快適なマイホームを建てるならグランライフへ

吹き抜けと本棚

快適に安心して暮らすためには、住宅性能は欠かせないポイントです。グランライフは、高断熱・高気密で耐震性にも優れた高性能住宅を提供しております。また質が高いのはもちろん、お客さまのこだわりを詰め込んだ個性のある住宅を、手の届く価格で建てることが可能です。家族みんなが安心して快適に暮らせる家づくりをするなら、グランライフへお任せください。

 

記事監修者:一級建築士 高地 可奈子

工学部建築学科卒業・大学院修了後、建築設計事務所勤務。建築設計事務所では、建築意匠設計、木造構造設計に携わる。その後大手経営コンサルティング会社を経て、現在は設計経験を活かしつつ、商品磨き、新メニューやツールの開発、研修などを通して工務店支援を行っています。


【おすすめのイベント】
私たちが開催する家づくりのイベントをご紹介します。

【Instagram】
こだわりの施工事例をご紹介します。
instagram