いい家の選び方
日本人の多くは、家族が増えると家を建てたいという夢を描きます。
旦那さまなら、一国一城の主(あるじ)として。
奥さまは、子供ができると子供をノビノビと育てる家がほしい。
最近では、年老いた親のことを考えて一緒に同居するために。
それぞれのご家族にとって、マイホームの夢は大きく膨らみます。
しかし、いざマイホームを建てようとしたとき、
多くのご家族はマイホームという夢を持ちながらも多くの不安を抱えているのです。
それは、
など、多くのご家族が、このような悩みにぶつかるからです。
こんな悩みを持つのは、あなただけでありません。とても当たり前のことなのです。
なぜなら、多くのご家族にとって家を建てるのは初めての経験だからです。
マイホームを建てたいという夢を持ち、家づくりをしようと思ったら、最初にするべきことは家を建てる夢を描くことではなく、新しい家に住んでからの楽しい生活を想像することです。
- 子供が元気にのびのび育つ間取り
- 毎日の家事がちょっとでも楽になる、使いやすい水回り
- 奥様は、お友達を家に呼んで、お昼にちょっとしたパーティー
- 仕事が好きな旦那さんは、自分だけの隠れ家の書斎
- 家族みんなで旅行なんてイベントも大切
- 金利や不動産価値の動向
- 住宅税制などの市場環境
- 自分の年齢や家族の状況
- 将来の家計の見通しといったようなライフプラン
こうした知識を十分に知らないまま物件見学をして、「あっ、夢が叶うから家づくりを進めてしまえ!」と勢いに乗ってしまった場合、本来の予算以上の住宅を購入することになるケースがよくあります。
将来の安心した生活を考えてマイホームの夢を叶えるお手伝いをしています。
勉強というと敬遠される方もいらっしゃいますが、家づくりは人生に一度あるかないかの大切なこと。
後悔しないためにも、きちんと学んでほしいと心から願っています。
長期優良住宅を選ぼう
長期優良住宅は、「耐震性」「省エネルギー性」など、
法律で定められた8つの基準を満たした長持ちする家です。
長持ちする家ですから年をとったころに建て替え!などのリスクも少なく、
「耐震性」=家族の安全、「省エネルギー性」=冬は暖かく夏は涼しいので
住んでいて快適、その上さらに、税制優遇もあります。
また、「耐震性」や「省エネルギー性」が高い住宅ですと、
住宅金融支援機構の住宅ローン(フラット35)をご利用の際に、
一定期間の金利引き下げ制度(フラット35S)をご活用になれます。
長く安全に快適に住める家、しかも税制・金利の優遇。
長期優良住宅は選ぶための最低基準といってもいいですね!
価格の仕組みを知っておこう
注文住宅は構造上不可能でない限りは、
皆さんのご希望通りに建てることが出来ます。
天井の高さをセンチ単位で指定することも出来てしまいます。
大事なのは、どんな希望をしたらどのように値段が変わるのか、
その仕組みを知っておくことです。
住宅のコストは「原材料費」「手間賃」「経費」の3つで変わります。
例えば標準の規格から柱の高さを10cmを変えると、
原材料費はカットした部分のロスとその加工費用でかなり上がってしまいます。
打ち合わせや建築途中での変更が増えると経費が増えます。
「原材料費」「手間賃」「経費」の仕組みを意識して、
大事な建築資金は自分にとって大事なところからかけていきましょう!
安全性は大前提で選ぼう
家は、家族の安全と命を守る存在でなければいけません。
日本という風土の中で、家が果たす役割は、自然災害から家族を守ること。
地震大国と呼ばれる我が国で、
どのような技術であれば家族の安全が守られるのか?
た、安全で頑丈な造りであれば、何を使用しても良いという訳にもいきません。
家族の健康を支えながら、安心して安全に住める家づくりをすることが大切です。
家を建てるとなると、やはり建物に興味が行ってしまいますが、
建物の耐震性能だけでなく、建物を支える基礎と地盤にも注意しましょう。